70代から考える夫の介護。無理せず自分のペースを守る方法

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同世代の友人たちが「夫の介護を始めた」と話すのを聞くたびに、胸が重くなる…

正直、私には夫の介護なんて、とてもできない…

「正直、私は夫の介護なんてできない」
そう思ってしまうのは、決して冷たいことではありません。

これまでの結婚生活で積み重なった不満や距離感。
まだ元気で自分の時間を大切にしたい気持ち。
そして、70代という年齢だからこその体力への不安。

「夫の介護をしたくない」と感じるのは、自然な思いです
大切なのは無理に抱え込まず、自分と夫の両方を守る方法を考えること。

この記事では、介護施設看護師のあづさが「70代妻が夫の介護をしたくない理由」と「自分の生活を守りながら選べる介護の選択肢」を解説します。
どうかひとりで悩まず、安心できるこたえを見つけてください。

あづさ

わたしも看護師としてたくさんのご家族と関わってきましたが、
夫婦のかたちもそれぞれです。
本当に関わりたくない、と関わりを拒否されてるかたもいらっしゃいました…

どうすればいいのかわからないかたは、老人ホーム検索サイトで情報を集めてみませんか。
費用や施設の特徴を比較できるので、罪悪感に押しつぶされず“自分と夫のこれから”を冷静に考えられます。

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目次

「夫の介護をしたくない」と思う理由

「夫の介護をしたくない」と思う理由
「夫の介護をしたくない」と思う理由

70代の妻が「夫の介護をしたくない」と思う代表的な理由は下記です。

自分の生活を崩したくないから

70代といっても、まだまだ元気。旅行や趣味を楽しんでいる方も多く、友人との時間を大切にしている方もいます。
そんな日常を「夫の介護」によってすべて奪われてしまうのでは…と考えると、不安や抵抗感を覚えるのは自然なことです。
「自分の人生はもう終わりなのか」という思いに押しつぶされないためにも、「自分の生活を大切にしたい」という気持ちは大切にしてよいのです。

長年の夫婦関係で距離があるから

定年後も、生活のために一緒に暮らしているだけ。
仲が悪いわけではなくても、心の距離を感じている夫婦は少なくありません

「夫婦だから支えあうのが当然」と言われても、実際の関係性は人それぞれ。

「なぜ私だけがすべて背負わなければならないのか」と感じるのは、決してわがままではなく、長い年月をともに過ごしてきたからこその正直な思いです。

体力に自信がないから

見た目は元気でも、実際に夜中に起きて介助をしたり、倒れそうな体を支えたりするのは70代の体力には大きな負担です。

「やろうと思えばできるかもしれないけれど、長く続ける自信はない」

――そんな不安が頭をよぎるのは当然です。
介護は一時的なものではなく、何年も続く可能性があります。
だからこそ「自分には難しい」と思うのは現実的な判断なのです。

無理に介護を抱え込むと共倒れになる

無理に介護を抱え込むと共倒れになる
無理に介護を抱え込むと共倒れになる

体力的に限界が早く来る

70代はまだ元気でも、介護が続けば体は確実に疲弊していきます。
腰痛や体力低下から自分自身が倒れてしまうケースも珍しくありません。

「まだ大丈夫」と無理をすると、気づいたときには回復できないほど体を壊してしまう危険も

心のストレスが重なる

「やりたくないけれど、やらなければならない」という気持ちは、こころに大きな負担をかけます。
そのストレスが積み重なると、うつや不眠といった心身の不調につながり、介護どころではなくなってしまいます

子どもに迷惑をかけるリスク

自分が倒れてしまえば、結局は子どもにしわ寄せがいきます。
「私さえ頑張ればいい」と思っても、その結果周囲に負担を残してしまっては本末転倒です。

70代から考える“逃げじゃない”選択肢

70代から考える“逃げじゃない”選択肢
70代から考える“逃げじゃない”選択肢

70代から考える“逃げじゃない”選択肢は3つあります。

公的機関に相談して早めに情報収集

介護に直面する前に、地域包括支援センターなどの公的機関に相談しておくと安心です。
どんな制度が使えるのか、どこに頼れるのかを知っておくだけでも、こころの重荷がぐっと軽くなります。

最初に調べるのは「地域包括支援センター」
各市区町村に必ず設置されていて、介護や生活支援の総合窓口になっています。

「地域包括支援センター」の調べ方
  • 市区町村の公式サイトで「地域包括支援センター」と検索
  • 市役所に電話して「地域包括支援センターを教えてください」と聞く
  • 役所では「高齢福祉課(介護保険課)」に問いあわせればOK
相談の流れ
  • 役所や公式サイトから最寄りの地域包括支援センターを確認
  • 地域包括支援センターへ連絡
  • ケアマネジャーと面談
  • 必要に応じて介護保険サービスの利用を調整

在宅サービスを取りいれる

訪問介護やデイサービスといった在宅支援を利用すれば、負担を大きく減らせます。
「自分だけでやらなくていい」と思えるだけで、こころに余裕が生まれます。

在宅サービスの種類

訪問介護(ホームヘルパー)
 掃除や買い物、食事づくりなど日常生活のサポートをしてくれます。
 家に人が来てくれる安心感も大きいです。

訪問看護
 医療的なケア(服薬管理、体調チェックなど)を看護師が行ってくれるので、「医療のことは任せられる」とこころ強いです。

デイサービス
 日中に夫が施設に通うことで、あなたは趣味や買い物に時間を使えます。
 夫にとってもリハビリや交流の場になるので一石二鳥。

ショートステイ
 数日〜数週間、施設に預けられるサービスです。
 「自分の体調が悪いとき」「旅行に行きたいとき」など、安心してリフレッシュできます。

施設にお願いするのも立派な選択肢

「施設に預けるなんて冷たい」と思うかたもいるかもしれません。
でも本当は、プロのちからを借りることで、夫もあなたも安心して生活できるのです。

施設にはいくつか種類があります。

  • 特別養護老人ホーム(特養)
     介護度が高いひとでも、生活全般の支援を受けられます。費用も比較的抑えられるのが特徴です。
  • 介護老人保健施設(老健)
     医療ケアやリハビリが充実しており、「在宅に戻るまでの一時利用」としても活用できます。
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
     まだ元気なうちから入れる住宅型の施設で、見守りや生活支援サービスを受けながら安心して暮らせます。

それぞれに特徴や費用の違いがあるので、まずは比較してみるのがおすすめです。

介護度別 施設 費用 比較
出典:ぬくもりライフナビ

「でも、具体的にどう違うの?」と思ったかたは、こちらの記事▼▼で詳しく解説しています。

施設を選ぶことは“逃げ”ではなく、“夫婦それぞれの安心を守るための方法”です。

まとめ

70代だからこそ、「夫の介護をしたくない」という気持ちは自然です。
自分の生活を大切にしたい、長年の夫婦関係に距離がある、体力に自信がない――そう感じるのは、わがままではなく現実的な不安です。

無理をして抱え込めば、共倒れになるリスクは高まります。
だからこそ 「逃げ」ではなく「守る選択」 を意識して、早めに相談や準備を始めることが大切です。

介護は「ひとりで頑張るもの」ではありません。
公的機関や在宅サービス、そして施設利用まで、頼れる選択肢はたくさんあります。
あなた自身が心身ともに元気でいられることが、夫にとっても、家族にとっても、一番の安心につながります。

「夫の介護をしたくない」――そう思ったときは、まず情報を集めてみましょう。
自分の住んでいる地域のサービスや、利用できる施設を知っておくことが、安心の第一歩になります。

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写真や料金、口コミまでわかるので「どんな施設があるのか」イメージしやすく、気軽に調べられます。

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“まだ頑張らなきゃ”を手放してもいいんです

介護は「背負うもの」ではなく、「選んでいいもの」。
まずは情報を手に入れて、あなたの人生を大切にできる選択をしてください。

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この記事を書いた人

「ひとりで抱え込まないで。あなたの心に、小さなやすらぎを。」

はじめまして。施設勤務で介護現場を見つめてきた、アラ還の現役看護師です。

日々、懸命に介護を続けるご家族とお会いする中で感じるのは、「皆さま、本当に頑張りすぎてしまっている」ということ。特に、家族だからこそ言えない悩みや、出口の見えない孤独に、心が折れそうになっている方がたくさんいらっしゃいます。

私は、看護師という専門的な視点だけでなく、一人の女性として、あなたの心に寄り添いたい。

「介護はプロに頼っていい」 「あなたは、あなたの人生を楽しんでいい」

そう心から思えるような、心と体が軽くなる解決策を一緒に見つけていきましょう。

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