70代妻のひとり言「夫の介護に疲れた…」その理由と解決方法3選

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70代妻のひとり言「夫の介護疲れた」

■夫の介護、もう疲れた…

■疲れたけど、誰にも言えない…

長年連れ添った夫の介護をしていると、ふと心の底からそうつぶやいてしまう瞬間がありませんか。
70代になれば、自分の体も思うように動かず、腰や膝の痛みを抱えながらの介助は本当に大変です。

しかも、夫婦だからこそ遠慮がなく、きつい言葉を投げられて傷つくこともある。

「私ばかり」「感謝もされない」――そんな思いに押しつぶされそうになるのは、あなただけではありません。

この記事では、介護施設看護師のあづさが70代の「夫の介護に疲れた」と感じる理由と、あなた自身をとり戻すための3つの解決策をお伝えします。

疲れたあなたへの3つの解決策
  1. 公的サービスの見直し:生活の土台を整え、介護の負担を減らす
  2. 民間のサービスを頼る:食事の宅配などで、自分のための時間を「1時間」でも確保する
  3. 「もしもの時はここがある」と思える施設を今のうちにこっそり調べておく

記事のなかで詳しく説明しますが、特に大切なのが3つ目の「もしもの時の施設」を探しておくことです。

今は「施設なんて…」と思っていても、いざという時の預け先を知っておくだけで、あなたに「余裕」が生まれます。

とはいえ、施設さがしは本当に大変です。

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この記事を書いた人

あづさ@施設看護師

施設での勤務経験がある50代看護師です。
在宅介護で頑張りすぎてませんか。
家族だからこそ言えない悩みや、出口の見えない介護…
あなたの心と身体が軽くなる解決策を一緒に見つけていきましょう。

目次

「夫の介護に疲れた」と感じる3つの理由

「夫の介護に疲れた」と感じる3つの理由
「夫の介護に疲れた」と感じる3つの理由

「夫の介護に疲れた」と感じる理由は3つあります。

自分自身の老いと重なり、体力がもたない

70代になれば、誰だって体のあちこちに不調を抱えています。

膝や腰の痛み、夜中に何度も目が覚める眠りの浅さ…。
そんな状態で、夫の夜間のトイレ介助や移動サポートが重なると、体力はどんどん奪われていきます。

「もう若くはない」と自覚していても、目の前の夫を放ってはおけない

けれど、その優しさが自分を追い詰めてしまう。

――そういう現実に、心が悲鳴をあげてしまうのです。

感謝がなく「当たり前」にされるむなしさ

長年連れ添った夫だからこそ、介護の場面では遠慮がありません。

「水!」「トイレ!」と短い言葉で命令されることもあれば、「ありがとう」がない日々。

妻にとっては、当たり前ではない毎日の献身。

けれど夫にとっては「妻だから当然」。その温度差が胸を冷たくし、むなしさを積み重ねていきます。

心のどこかで「一言、労ってくれれば救われるのに」と願いながらも、その言葉がないまま日々が過ぎていく…。

それが「疲れた」という気持ちをさらに強めてしまうのです。

この先が見えず「終わりがない」と思ってしまう

介護は、数日で終わるものではありません。

「この状態があと何年続くのだろう…」と先を考えるたびに、不安と恐怖に心が押しつぶされそうになります。

夫の介護と同時に、自分自身の老いとも戦わなければならない。

旅行や趣味といった老後の楽しみも、介護にすべて飲み込まれてしまう気がする。

この生活に終わりはあるのだろうか?

――そう思った瞬間に、胸の奥から込み上げるのが「疲れた」ということなのです。

「夫だからこそ」抱えてしまう葛藤

「夫だからこそ」抱えてしまう葛藤
「夫だからこそ」抱えてしまう葛藤

「夫だからこそ」抱えてしまう葛藤があります。

「妻なんだからやるのが当然」という空気

70代の妻たちは、幼い頃から「男は働き、女は家庭を支えるもの」と教えられてきました。

その価値観がしみ込んでいるせいか、夫の介護をしていても「当たり前だろう」という空気がどこかに漂います。

親戚や周囲からも「妻がやるのは普通」と見られてしまい、誰も「大変でしょう」と声をかけてはくれない。

その無言の圧力が、重たい鎖のように肩にかかってくるのです

愛情と疲れの間でゆれる気持ち

長年連れ添った夫。
「ここまで一緒に来たのだから、最後まで寄り添いたい」と思う気持ちは確かにあります。

けれど同時に、「もう限界」という本音も胸に渦巻いているのです。
愛情と疲労感、その両方に引き裂かれるような毎日――。

夫だから見捨てられない。でも夫だからこそ、わがままをぶつけられて苦しい

その矛盾に押しつぶされそうになりながら、妻は声にならないため息を繰り返します。

自分の人生をどこまで夫に捧げるのか

70代というのは、自分自身の残り時間を強く意識し始める年代です。

本当は旅行もしたい、友人とお茶も楽しみたい。けれど、全部あきらめて夫の介護に費やすのだろうか…

そう思った瞬間に、自分の人生が夫の影にすべて吸い込まれていくような感覚に襲われます。

「私の老後は、どこにあるのだろう?」――その問いに答えが出せないまま、今日も夫の世話に追われてしまう。

この“人生の時間を捧げてしまう葛藤”こそが、70代妻をいちばん苦しめるものかもしれません。

無理に抱え込むと共倒れになる

無理に抱え込むと共倒れになる
無理に抱え込むと共倒れになる

「夫婦だから」と我慢してしまうと、最後には自分が倒れてしまう危険があります。

体力的な限界

自分も高齢。夜のつき添いやからだを支えるのは、現実には難しいことです。
60代といえば、自分の健康だって気にかかる年代です。
腰や膝に痛みを抱え、夜中に何度も起きて介助する体力など残っていない――そう感じるのは当たり前です。

介護は若いひとにとっても大変な仕事です。

高齢の妻がひとりで抱えこむのは、現実的に無理があります。

あづさ

脅かす訳ではありませんが、看護師として現場を見てきたからこそ伝えたいことがあります。
体調も不安定な体で、睡眠不足と重労働を続けるのは
『いつクモ膜下出血や脳梗塞で倒れてもおかしくない』という、命がけの状態とも言えます…

こころの限界

「もう我慢できない」というこころの悲鳴を無視し続ければ、うつや不眠にまでつながります。
介護は体だけでなく、こころも削ります。
「また今日も」「もう我慢できない」――そんな気持ちを押し殺して続ければ、こころが悲鳴を上げるのは時間の問題です。

その結果、不眠や食欲不振、さらにはうつ状態へと進んでしまう人も少なくありません。

こころが壊れてしまう前に「できない」と声を上げることは、決して逃げではなく、自分を守るために必要な行動なのです。

あづさ

テレビを見てもぼーっとしてしまう。身体が重くて、何もしたくない……。
それはあなたがサボっているのではなく、心のエネルギーが空っぽになるまで頑張り抜いた証拠です。
限界を越えてしまう前に、プロの力を借りて少しだけ肩の荷を下ろす。
そんな道を選んでも、誰もあなたを責めたりしません。

子どもに迷惑をかけるリスク

無理して共倒れすれば、結局は子どもたちにしわ寄せがいってしまいます。
「夫婦なんだから私が看なければ」と無理を重ねた結果、あなた自身が倒れてしまうことがあります。
そうなれば結局、子どもたちが介護も看病も担うことになり、かえって迷惑をかけてしまうのです。

子ども世代にしわ寄せを残さないためにも、無理をしすぎないことが大切です。

介護をひき受けすぎないのは、家族全体を守ることにもつながります。

あづさ

こんなに厳しいことを書くのは、無理を重ねた結果、「お互いが傷つく最悪の別れ方」になってしまったご家族を、私は看護師として見てきたからです。
介護者が突然倒れ、ご本人は訳もわからぬまま施設へ。
不安から『帰りたい』と繰り返し、落ち着かない。
急な入所で介護者さんも倒れているので、持病や薬の情報も分からず…

そんな、誰も幸せにならない結末をあなたに迎えてほしくない。
だから、あえて嫌われ役を承知で書いています。

【重要】夫の介護で疲れたあなたへ3つの解決策

夫の介護で疲れたあなたへ3つの解決策は下記です。

介護で疲れたあなたへの3つの解決策
  1. 公的サービスの見直し:生活の土台を整え、介護の負担を減らす
  2. 民間のサービスを頼る:食事の宅配などで、自分のための時間を「1時間」でも確保する
  3. 「もしもの時はここがある」と思える施設を今のうちにこっそり調べておく

解決策1:まずは「公的サービス」の見直しで生活の土台を整える

介護の負担を軽くするために、まず絶対に外せないのが「公的サービス(介護保険制度)」の活用です。

「まだ自分でできるから」
「他人が家にはいるのは抵抗がある」
と、サービスを控えてしまう方も多いですが、公的サービスを使うことは「楽をすること」ではありません。
あなたとご主人の生活を継続させるための「権利」です。

まずは、以下の窓口・サービスを確認し、生活の土台を整えましょう。

地域包括支援センターへの相談

高齢者の暮らしの総合相談窓口です。
まずはここへ電話をし、「夫の介護に限界を感じている」とありのままを伝えてください。
専門の社会福祉士などが、いまのあなたに最適なアドバイスを無料で提供してくれます。

「地域包括支援センター」の調べ方
  1. 市区町村の公式サイトで「地域包括支援センター」と検索
  2. 市役所に電話して「地域包括支援センターを教えてください」と聞く
  3. 役所では「高齢福祉課(介護保険課)」に問いあわせる
相談の流れ
  • 役所や公式サイトからもよりの地域包括支援センターを確認
  • 地域包括支援センターへ連絡
  • ケアマネジャーと面談
  • 必要に応じて介護保険サービスの利用を調整

ケアマネジャーとの連携

介護認定を受けている場合は、ケアマネジャーさんに「自分の休息(レスパイト)」を目的としたケアプランの見直しを相談しましょう。
ケアマネジャーはご主人のためだけでなく、「介護者であるあなたのサポーター」でもあります。

デイサービス・ショートステイの活用

ご主人が施設に通う「デイサービス」や、数日間宿泊する「ショートステイ」を活用してください。
厚生労働省も、介護者の休養(レスパイトケア)のための利用を推奨しています。
ご主人がプロのケアを受けている間、あなたは「誰の妻でもない自分だけの時間」を過ごせます。

デイサービスとは

日中に通う施設。昼食の提供・入浴介助・レクリエーションなどがあります。

ご主人がデイサービスに通えば、あなたは趣味や買い物に時間を使えます。
ご主人にとってもリハビリや交流の場になるので一石二鳥です。

ショートステイとは

介護スタッフが常駐している施設に短期で宿泊できます。
 「自分の体調が悪いとき」「旅行に行きたいとき」など、安心してリフレッシュできます。

解決策2:民間のサービスを頼り「自分の時間」を1時間でもつくる

公的サービスで夫の介護をプロに任せられたとしても、あなたには依然として「主婦としての仕事」が山積みのままですよね。

食事は私が作らなきゃ

家の掃除まで手が回らなくて、散らかった部屋を見ると落ちこむ……

あづさ

そうなのです💦
公的サービスはあくまで「ご本人のケア」が中心で、
あなたの家事負担をとり除いてくれるわけではないのです💦

そんな「公的制度のすき間に落ちた負担」を解消してくれるのが、民間の専門サービスです。
自分ひとりで抱えこまず、プロの力を借りて、「自分をとり戻す1時間」を作りだしましょう。

「毎日の食事作り」を休んでみる

介護生活のなかでも、負担なのが「毎日の食事作り」ではないでしょうか。
ご主人の健康を考えた減塩食や、噛みやすい調理、そして自分の食事……。
これを3食、365日続けるのは、もはや限界を超えています。

そこで活用したいのが、管理栄養士監修の「ワタミの宅食ダイレクト」です。

ワタミの宅食ダイレクトの特徴
  • 「作る・片付ける」時間を休息に: 冷凍惣菜で届き、食べる直前に電子レンジで温めるだけなので、あなたはキッチンに立つ重労働から解放され、食後の時間もゆっくりと過ごせます。
  • プロによる完璧な栄養管理: 塩分・カロリーなど、自分では難しい調整を専任の管理栄養士が監修してます。

「家のなかのモヤモヤ」をプロに丸投げする

「ヘルパーさんには頼めない掃除」が、実は一番のストレスになっていませんか?
ご主人以外の部屋の掃除や、お風呂のカビ取り、溜まった洗濯物の片付け……。

そんなときは、家事代行サービスの「CaSy(カジー)」を頼ってみてください。

CaSy(カジ―)の特徴
  • 1時間単位で気軽に頼める: 「今日はどうしても動けない」という時、スマホから簡単に予約ができます。
  • 業界最安値水準の安心価格: 民間のサービスは高いイメージがありますが、CaSy(カジー)は無駄を省いたシステムで、主婦のかたでも「たまの贅沢」として使いやすい価格帯です。

「家事をサボるなんて」という罪悪感は、今日で捨ててください。
家が整い、あなたが笑顔になれば、それはご主人への「最高のプレゼント」にもなるのです。

解決策3:「もしもの時はここがある」と思える施設を今のうちにこっそり調べておく

「どれだけ疲れていても、施設に入れることだけは考えたくない」 そう自分に言い聞かせ、必死に耐えている方は少なくありません。

でも、一度立ち止まって考えてみてください。
あなたが倒れてしまったとき、ご主人の生活はどうなるでしょうか。
「家でみること」にこだわりすぎて共倒れになってしまうのが、お二人にとって一番悲しい結末です。

そうなる前に、まずは「もしもの時のための準備」をしておきませんか?

施設を検討することは、ご主人を捨てることではなく、お二人のこれからの人生を真剣に考える「責任ある選択」なのです。

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まとめ

70代になって夫の介護を背負い続けること――。
その重さは、誰にも簡単に語れないものです。
でも「疲れた」と感じるのは、あなたが弱いからではありません。

体もこころも若い頃のようには動かなくて当たり前です。
だからこそ、「いざとなったらこの施設がある」という安心感があるだけで、明日からの介護への向きあい方は驚くほど軽くなります。

それでも、やっぱり施設に預けるのは後ろめたい…

そう感じるのは、あなたがそれだけご主人を大切に想っている証拠です。

あづさ

でも、プロに任せることは決して「愛情がない」ことではありません

※現役看護師の視点で書きました介護に愛情だけではなく「技術」も必要な理由もあとで読んでみて下さい

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