■義父の介護、疲れた…
■いい人なんだけど義父の介護、正直しんどい…
義父の介護に疲れた、と感じていても、口に出せない人は多いです。
息子の妻として、遠慮と気配りの連続。
夫はどこか他人事で、介護も家事も仕事も全部あなたがしている。
それでも「嫁だから」と頑張ってきたあなたへ。
施設看護師のあづさが書いた、この記事を読めば、「なぜ義父の介護はこんなに疲れるのか」 「介護は誰にでもできるわけじゃない理由」「疲れているときの介護の負担を減らす方法」 がわかります。
あづさ「疲れた」と思うのは、弱さではありません。
それは“あなたが頑張ってきた証拠”です。
今こそ、あなたが少し楽になる方法を一緒に考えましょう。
「施設も気になっているけれど、どうすればいいのかわからない…」と困っているなら、老人ホーム検索サイトで、“情報を集める”ことから始めてみてはどうでしょうか。
費用や施設の特徴を比較できるので、自分と義父のこれからを冷静に考えられます。
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義父の介護が疲れる理由


義父の介護が疲れる理由は下記の3つです。
自分の体力・気力が落ちてくる50代
50代は、こころも体もゆらぎやすい時期。
更年期や持病、ホルモンバランスの変化で、「昨日までできたことが、今日はしんどい」そんなことも増えてきます。
それでも、「家族のために」「義父のために」と無理をしてしまう——。
疲れて当然。弱いわけではなく、頑張りすぎた結果です。
“もう無理かも”と感じた時こそ、自分を責めずに「頼る」ことを考えるタイミングです。
夫が頼りにならず「ワンオペ介護」になりがち
「夫は実の息子なのに、なんで私ばかり…」多くの妻が感じるこの不満。
結局、通院の付き添いも、食事の準備も、デイサービスの手続きも全部自分。
家事も仕事もこなしながら義父の介護を続けるのは、「限界が来て当然」な状況です。
頑張れば頑張るほど、「なんで私だけ」と心がすり切れていく——
関係が「他人」に近い距離感だからこそ気を使う
義父とは「家族」ではあるけれど、血のつながりがない関係。
だからこそ、実の親のように遠慮なく接することができず、一挙手一投足に気をつかう日々が続きます。
たとえ相手が穏やかな義父でも、“距離を保った優しさ”を続けるのは相当なエネルギーを使います。
その小さな我慢の積み重ねが、気づかぬうちに心をすり減らしていくのです。
疲れたあなたに伝えたいこと


もう疲れたと思っているあなたに伝えたいことが3つあります。
自分を責めない——限界を感じるのは「弱さ」ではない
「みんな頑張ってるのに」「私が我慢すればいい」そうやって自分に言い聞かせながら続けてきたあなた。
無理をし続けて笑顔を失うことは、誰のためにもなりません。
大切なのは、“できない自分”を責めることではなく、「もう十分やってきた」と自分を認めてあげること。
頼ることは「逃げ」ではなく「家族を守る判断」
介護は「家族の義務」ではなく、「チームで支える社会的なしくみ」です。
今は、訪問介護・ショートステイ・デイサービスなど、公的制度を活用できる時代。
それでも「人に任せるのは気がひける」と感じる人は多いでしょう。
けれど、あなたが心身を壊してしまえば、支える人もいなくなってしまいます。
本当の“責任”とは、自分を犠牲にすることではなく、「家族みんなが笑顔でいられる形を選ぶこと」です。
プロに相談することで「負担」が減らせる
介護は、ひとりで抱え込むほど視野が狭くなります。
「どうすればいいかわからない」——その段階で専門家に相談するだけでも、こころの負担はぐっと軽くなります。
地域包括支援センター、有料老人ホームの入居相談サービスなど、あなたの状況にあった選択肢を一緒に探してくれる人たちがいます。
>>負担を減らす方法を先に読む
「施設に入れる=見捨てる」ではなく、「プロの力を借りて、家族の時間を取り戻す」選択です。
現役看護師が解説!介護は“誰でもできる”わけじゃない理由


施設看護師として働いてるなかで、介護は“誰にでもできる”わけじゃないと感じてました。その理由を説明します。


介護は「愛情」だけでは続けられない
「家族なんだから」「愛情があればできる」と言われがちな介護。
でも、施設看護師として現場にいると、それだけでは続けられない現実を何度も見てきました。
介護は“気持ち”だけでなく、“体力と知識”が必要な仕事です。
愛情があるからこそ頑張れるけれど、愛情だけでは「続ける力」にはならない。
施設の現場で感じた現実です。
「交代制」だから、プロは続けられる
施設では、夜勤でもスタッフが交代で仮眠をとり、シフト制で働きます。
「今日はもう限界だな」と思っても、次の担当が来てくれるからリセットできる。
でも、家族介護には“交代”がありません。
夜中のトイレ介助も、食事の世話も、全部自分。
報酬も、感謝の言葉もないまま、ただ続けるしかない。
だから「しんどい」と感じるのは、弱さではなく“当然”。
「プロが交代でやることを、ひとりで抱えている」――その現実をまず認めてほしいです。
介護は“マニュアル通り”ではできない——だからこそチームで支えている
介護といっても、症状のあらわれ方や進行のしかたは人それぞれ。
その日の体調や気分によって、対応がまったく変わることもあります。
現場の介護職でも、「昨日はうまくいったのに、今日は通じない」ということはよくあります。
ただ、それが続けられるのは、チームで支えあえる環境があるから。
一人がチャレンジしたら、もう一人が引き継ぐ。
その仕組みがあるからこそ、利用者にも穏やかにそして最適な方法で対応することができるのです。
どんなに優しい人でも、限界を感じて当然です。



だからこそ、「プロに頼る」ことで、自分と相手、どちらの尊厳も守れます。
介護の負担を軽くする方法


介護の負担を軽くする方法は下記の3つです。
まずは「ひとりで抱えない」ことが第一歩
介護は、完璧にやろうとするほど追い詰められます。
「私がやらなきゃ」「家族に迷惑をかけたくない」
——その思いが強い人ほど、疲れをため込みやすいのです。
まずは、“ひとりで背負わない”ことを意識することから始めましょう。
家族、地域包括支援センター、ケアマネジャーなど、話すだけでも心が軽くなります。
「助けを求める=弱音を吐く」ではなく、“長く介護を続けるための知恵”です。
- 市区町村の公式サイトで「地域包括支援センター」と検索
- 市役所に電話して「地域包括支援センターを教えてください」と聞く
- 役所では「高齢福祉課(介護保険課)」に問いあわせればOK
- 役所や公式サイトから最寄りの地域包括支援センターを確認
- 地域包括支援センターへ連絡
- ケアマネジャーと面談
- 必要に応じて介護保険サービスの利用を調整
介護保険サービスをフル活用する
介護保険を使えば、費用を抑えながら多くの支援を受けられます。
たとえば、
- 訪問介護(ヘルパー):掃除・洗濯・食事の補助
- デイサービス:入浴やレクリエーションで本人の気分転換にも
- ショートステイ:数日だけ施設で預かってもらえる
これらを組みあわせるだけでも、自分の時間を確保でき、ストレスがぐっと減ります。
特に、介護をしながら働いている50代女性にとって、ショートステイやデイサービスは「リフレッシュの命綱」。
「休む時間を作ること」こそ、継続できる介護のコツです。
訪問介護(ホームヘルパー)
掃除や買い物、食事づくりなど日常生活のサポートをしてくれます。
家に人が来てくれる安心感も大きいです。
訪問看護
医療的なケア(服薬管理、体調チェックなど)を看護師が行ってくれるので、「医療のことは任せられる」とこころ強いです。
デイサービス
日中に義父が施設に通うことで、あなたは趣味や買い物に時間を使えます。
義父にとってもリハビリや交流の場になるので一石二鳥。
ショートステイ
数日〜数週間、施設に預けられるサービスです。
「自分の体調が悪いとき」「旅行に行きたいとき」など、安心してリフレッシュできます。
施設入居を“最終手段”と思わない
「施設に預ける=見放す」ではありません。
むしろ、プロのサポートのもとで安心して生活できる環境を整える、義父想いの判断です。
介護が重くなるほど、家庭内で支えるのは限界があります。
家族の誰かが倒れてしまえば、本末転倒です。
施設を選ぶことは、“あなたをはじめ家族全員が穏やかに暮らすための選択”なんです。
- 特別養護老人ホーム(特養)
介護度が高いひとでも、生活全般の支援を受けられます。費用も比較的抑えられるのが特徴です。 - 介護老人保健施設(老健)
医療ケアやリハビリが充実しており、「在宅に戻るまでの一時利用」として利用できます。 - 有料老人ホーム
住宅型〜介護つきのホームまで幅広くあります。 - サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
比較的廉価な住宅型の施設がおおく、見守りや生活支援サービスを受けながら安心して暮らせます。


「でも、具体的にどう違うの?」と思ったかたは、こちらの記事▼▼で詳しく解説しています。


義父の介護で疲れているあなたへ、施設や老人ホームを勧める理由


義父の介護で疲れているあなたに施設や老人ホームを勧める理由は下記です。
介護のプロが「生活」を支えてくれる
有料老人ホームでは介護士、場所によっては看護師が常駐し、食事・入浴・服薬・夜間の見守りまで生活を支えてくれます。
「倒れたらどうしよう」「夜中のトイレ介助が怖い」
そんな不安からも解放され、介護する家族も“安心して眠れる”生活に戻れます。
介護がつらいのは、24時間気を張り続けるから。
その“精神的負担”を減らせるのが、施設入所という解決策です。
家族の生活をとり戻せる
介護のゴールは、“家族全員が笑顔で生活できる時間を増やすこと”。
そのために、プロの力を借りるのは自然な流れです。
「施設に問いあわせる」から「まとめて検索できる」へ
最近では、インターネットで条件を入力するだけで、全国の施設をまとめて検索できるサービスがあります。
- 介護度や地域、予算から施設を検索できる
- 専門スタッフが無料で相談にのってくれる
- 見学の予約まで代行してもらえる
と、“探す負担”も大きく減らせるのが特徴です。
自分でひとつひとつの施設を調べるよりも、「今の義父にあう施設」を検索するだけで、候補がいくつもあがってきます。
ちょっと気になったかたはこちらもお読み下さい▼▼
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“あなたの時間”を守ることが、介護を続ける力になります
まとめ
義父の介護に疲れたと感じたあなたは、決してダメではありません。
むしろ、家族のためにずっと頑張ってきた証拠です。
自分を責めずに、「頼れるものは頼る」という選択をしていいのです。
施設も気になったかたは、老人ホーム検索サイトを活用すれば、専門家と一緒に“無理のない介護”を見つけることができます。
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誰かに頼ることを考えたあなたは、もう十分頑張ってきた証拠です




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