もう優しくできない…60代妻が義母の介護に疲れたときの心の守り方

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お義母さんの介護って疲れる…

冷たい嫁って思われたくないし…

義母の介護――
「感謝されない」「もう限界…」と感じながらも、
「冷たい嫁だと思われたくない」と踏ん張ってきた人は多いでしょう。

でも、60代になれば、自分自身の体も心も無理がきかなくなってきます。
どんなに愛情があっても、“続けられない介護”は、誰も幸せにできません。

看護師歴15年・50代のあづさが、現場と家庭の両方を見て感じたのは、「義母だからこそ疲れてしまう」という現実でした。

この記事では、義母の介護が疲れる理由と、心をすり減らさずに介護を続ける考えかたをお伝えします。

「施設に入れるなんて冷たい」─そう思う方もいるかもしれません。
それは“逃げ”ではなく、“次の形の愛情”です。
今の介護を少しでも軽くする方法を、専門スタッフに相談するという選択肢もあります。

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目次

60代の妻、義母の介護が疲れる理由

60代の妻、義母の介護が疲れる理由
60代の妻、義母の介護が疲れる理由

お義母さんの介護が疲れてしまう理由を解説します。

自分の体力が限界に近い

60代になると、「気持ちでは動けても、体がついてこない」日が増えてきます。
腰や膝の痛み、通院、持病の薬──そんな自分のケアもしながら、義母の介護を続ける。
まるで“自分の体を削っているような感覚”に陥ります。
それでも「やめられない」「やめたら責められる」と思うから、疲労が心まで染みていくのです。

これまでの“我慢の積み重ね”が限界に達している

若い頃から続く“嫁姑関係”の小さな傷──
「嫌味」「干渉」「冷たい態度」
そのたびに「我慢」「気にしない」と自分に言い聞かせてきたけれど、60代になってふと気づくのです。
「もう、心のエネルギーが残っていない」と。
過去の小さな我慢が積もり積もって、今の介護を何倍もつらく感じさせています。

「老後のはずが、また人の世話」という絶望感

60代といえば、ようやく子育て・仕事が落ち着き、「自分の時間を生きたい」と思う時期。
なのに現実は、「義母の介護で一日が終わる」
“第二の人生”を楽しむどころか、また誰かの世話に追われる現実。
「私はいつになったら自由になれるんだろう」──そんな思いが、心の奥で静かに膨らんでいきます。

「義母の衰え」と「自分の老い」を重ねてしまう

介護をしていると、義母の衰えを目の当たりにします。
その姿が“自分の未来”と重なり、恐怖や虚しさを感じることも。
「次は私の番なのかもしれない」──そう思う瞬間、介護の疲れとは別の“人生への不安”が押し寄せてきます。

義母に冷たくしてしまう自分が嫌になる

「今日も疲れた…」だから、ついキツい口調になる。
あとで「なんであんな言い方したんだろう」と落ち込み、涙が出る。
義母の衰えを理解しているのに、優しくできない
その“心と行動のズレ”が、自分をどんどん責める原因になります。

優しくできないのは、あなたの努力が足りないからではありません。
介護は“誰でもできる”ものではなく、チームで支える仕組みがあるからこそ続けられるんです。
▶「介護は”誰でもできる”わけじゃない」を読んでみる

心をすり減らさずに介護を続けるために

心をすり減らさずに介護を続けるために
心をすり減らさずに介護を続けるために

心をすり減らさずに介護を続けるには、少しだけ考えかた変えてみてはどうでしょうか。

「完璧にやろう」を手放す

介護を“ちゃんとやらなきゃ”と思うほど、自分を追い詰めてしまいます。
でも現場のプロでさえ、毎日100点の介護なんてできません。
その日の体調・気分・天気で、できることは違って当然。
「今日はここまでできた」で、充分なんです。
あなたが笑顔でいられることの方が、義母にとっても何よりの安心です。

あづさ

できない日があるのは、当たり前のことです

「頼ること」を“弱さ”と思わない

「人を頼るのは迷惑」「家族なんだから自分が」と考える方ほど、限界を超えやすいです。
でも、介護はチーム戦
ひとりで背負うより、サービスや専門職に分担してもらう方が、むしろ“続けられる介護”になります

介護施設検索サイトでは、今の状況にあった施設を、無料で相談できます。
「相談する=逃げ」ではなく、「家族を守る選択」です。

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介護のプロに相談することで、“自分が悪いから疲れた”のではなく、“お義母さんにあった住まいを見つけられてなかっただけ”と気づく人も多いです。

「割りきる勇気」が、心を守る

どんなに努力しても、義母との関係がすぐに良くなるとは限りません。
「感謝されなくてもいい」「わかってもらえなくてもいい」──
そう“割りきる”ことで、心の負担が少し軽くなります。

割りきるとは、冷たくなることではありません
自分の気持ちを守りながら関わる、成熟した優しさのかたちなんです。

あづさ

介護の現場でも、“わかってもらえないつらさ”を感じることは多いです。
“理解されないこと”を責めずに、『自分はできる範囲で精一杯やった』と割りきるようにしています。

施設に頼ることは“逃げ”じゃない、“次の形の愛情”

施設に頼ることは“逃げ”じゃない、“次の形の愛情”
施設に頼ることは“逃げ”じゃない、“次の形の愛情”

「施設に入れるなんて冷たい」と感じるかたも多いですが、現場を知る看護師の目から見ると、それはまったく違います。
施設は、家族の“愛情を続けるための場所”なんです。理由を説明します。

家族を守るための「チーム介護」へ

家庭での介護は、どうしても一人で抱え込んでしまいがちです。
でも施設では、看護師・介護士・リハビリ職など、専門職が24時間体制で支えるチームがいます。
そのチームに家族が加わることで、ようやく“安全で穏やかな介護”が続けられるのです。

あづさ

「任せる」ことは「放棄」ではなく、「守る」こと
施設は、家族の生活と笑顔を守るための支援の場です

どんな施設があるの?

施設には種類があります。

施設には種類があります
  • 特別養護老人ホーム(特養)
    介護度が高いひとでも、生活全般の支援を受けられます。費用も比較的抑えられるのが特徴です。
  • 介護老人保健施設(老健)
     医療ケアやリハビリが充実しており、「在宅に戻るまでの一時利用」として利用できます。
  • 有料老人ホーム
     住宅型〜介護つきのホームまで幅広くあります。
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
     比較的廉価な住宅型の施設がおおく、見守りや生活支援サービスを受けながら安心して暮らせます。

それぞれに特徴や費用の違いがあるので、まずは比較してみるのがおすすめです。

介護度別 施設 費用 比較
出典:ぬくもりライフナビ

「でも、具体的にどう違うの?」と思ったかたは、こちらの記事▼▼で詳しく解説しています。

まとめ──“義母の介護を続ける”より、“自分を壊さない”ことを優先に

介護は「頑張ること」より、「続けられること」がいちばん大切です。
そして、続けるためには“自分を大切にする勇気”が欠かせません。

義母の介護で疲れを感じたあなたは、もう十分に頑張ってきた人
だからこそ、次のステップに進むことを「愛情の形を変える選択」として受け入れていいんです。

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この記事を書いた人

施設看護師。
現場にいる看護師目線で介護のお悩みの解決や、シニアの住まいの選び方を発信してます。

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