【60代妻の独り言】義母の介護したくない…憂うつな理由と解決方法

当ページのリンクには広告が含まれています。

義母の介護したくない…

もう限界かもしれない…

60代になると体もこころも余裕がなくなり、義母の介護にまで気力が回らないのは当然のことです。

介護を続けるなかで「したくない」と思ってしまうのは、逃げではなく、自分を守るためのサインです。

“嫁だからやるのが当たり前”という時代はもう終わっています。

この記事では、介護施設看護師のあづさが「義母の介護をしたくない」と感じる理由や、介護を無理に背負い続けたときに起こるリスク、一人で抱え込まない方法を紹介します。

どうか、あなたが少しでも楽に、前を向けますように――。

あづさ

「介護したくない」と感じるのは、あなたが冷たいからではありません💦

ほんの少し“距離をとる方法”を知るだけで、心が軽くなることもあります。

「施設も気になっているけれど、どうすればいいのかわからない…」と困っているなら、老人ホーム検索サイトで、“情報を集める”ことから始めてみてはどうでしょうか。

費用や施設の特徴を比較できるので、自分と義母のこれからを冷静に考えられます。

老人ホーム検索サイトとは?

「老人ホーム検索サイト」は、全国の老人ホームや介護施設の情報を、インターネット上でまとめて検索・比較できる便利なサービスです。

専門スタッフに電話メールで無料相談もできます。

自宅にいながら、「どんな施設があるのか?」「費用はいくら?」「介護が必要になったらどうすれば?」といった気になるポイントを、スマホやパソコンでゆっくり調べることができます。

いまは“情報を知るだけ”でも立派な一歩です

老人ホーム検索サイトを調べました

目次

義母の介護をしたくない理由

義母の介護をしたくない理由
義母の介護をしたくない理由

義母の介護をしたくないと思う理由は下記です。

昔から関係がうまくいっていない

長年の“嫁姑関係”に距離がある場合、介護をするのは精神的にとても重いものです。

「何をしても文句を言われる」「感謝の言葉がない」「昔から苦手」——

そんな関係のなかで介護をすると、過去のわだかまりが一気に噴きだします。

“義母だからこそ難しい”。
そう感じるのは、あなたが冷たいからではなく、人として自然な反応なのです。

60代は心身の余裕が少ない

60代は、自分の体調や家事、孫の世話など、毎日がいっぱいいっぱい。

更年期の不調や持病を抱えながら、介護まで背負うのは簡単ではありません。

「疲れた」「無理かもしれない」と感じるのは、なまけではなく体のサイン。

今の自分にできることと、できないことを冷静に見極めることが大切です。

頑張りすぎて倒れてしまっては、結局誰も幸せになれません。

介護への価値観や、やり方があわないストレス

義母との関係で大きいのが、「介護の価値観の違い」です。

昔ながらの考えを持つ義母と、「今の時代の介護」をしたい自分。

のギャップに苦しむ人は少なくありません。

たとえば「デイサービスなんて嫌」「他人に迷惑をかけたくない」と拒まれ、
こちらの提案がことごとく受け入れられない。
それでも身の回りの世話は必要で、結局自分が動くしかない…。

思いが通じない、協力しあえない——。

そんな関係のなかで介護を続けるのは、心をすり減らすのも当然です。

「嫁がやって当然」という時代は終わっている

「嫁がやって当然」という時代は終わっている
「嫁がやって当然」という時代は終わっている

かつては「嫁が介護するのが当たり前」とされてきました。
でも今は、社会全体で介護を支える時代です。
働きながら、健康を気遣いながら、ひとりで全てを背負うのは現実的ではありません。

今は介護保険制度や相談サービスが整っている

介護保険制度の充実により、デイサービス・ショートステイ・訪問介護など、家庭以外でも介護を支えられる仕組みが整っています。

また、民間の相談サービスを利用すれば、施設探しや費用の相談も無料で専門家に頼むことができます。

家族だけで背負う必要はない

介護は“家族の義務”ではなく、“家族の選択”。

無理をして共倒れになるよりも、プロと協力して支える形を選ぶ方が、結果的にお互いの幸せにつながります。

専門家を頼ることは「逃げ」ではなく「時代の常識」

介護を他者に任せることは、逃げでも冷たいことでもありません。

むしろ、「最善の環境で介護を続けるための判断」です。

「できる範囲は自分で」「難しい部分は専門家に」——そのバランスが、これからの介護の形です。

義母の介護を無理に背負うと起こるリスク

義母の介護を無理に背負うと起こるリスク
義母の介護を無理に背負うと起こるリスク

義母の介護を無理に背負うには3つのリスクがあります。

体力的な限界(腰・膝・夜間介助で心身を壊す)

60代になると、誰でも体力の衰えを感じるようになります。
腰や膝の痛みを抱えながらの介助、夜間のトイレ対応や見守りは、心身を確実にすり減らす行為です。

「まだ動けるから」「家族だから」と無理をしても、疲れは確実に積み重なります。

自分が倒れてしまったら、結局は誰も幸せになれません。

介護は“気力”だけでは続かない――その現実を、まずは受けとめていいのです。

精神的な負担(感謝されない・嫁だから当たり前という扱い)

「嫁だからやって当然」そんな空気に、どこか納得できないまま過ごしていませんか?

義母との関係がもともと近しくない場合、感謝の言葉もなく、むしろ文句を言われることすらあります。

自分の努力が報われないと、心のエネルギーはどんどんすり減ります。

そんな状況で「したくない」と感じるのは自然なこと。

それは“冷たい人間”だからではなく、人としての限界を感じているだけなのです。

夫婦関係への影響

介護を一手に引き受けると、夫との関係にもすき間が生まれやすくなります。

「お義母さんなんだから、嫁のあなたが」と言われれば、孤独感や怒りが募るのも当然です。

気づけば、夫婦で会話する時間も減り、「私ばかり我慢している」と感じてしまう。

家庭の空気まで暗くなってしまう前に、“一人で背負わない”しくみを作ることが大切です。

義母の介護を一人で抱え込まない方法

義母の介護を自分一人で抱え込まない方法
義母の介護を一人で抱え込まない方法

嫌な義母の介護を「嫁だから」とひとりで抱え込まない方法があります。

夫に「介護を分担する」ことをあきらめない

「どうせ何もしてくれない」と思っていませんか?

でも、伝えかたを変えるだけで、家族の協力が得られることもあります。

「私も疲れているの」「週に一度でも代わってほしい」と具体的にお願いする勇気を持ちましょう。

“自分が全部やらなきゃ”という思い込みを手放すことが、第一歩です

公的機関に相談して早めに情報収集

地域包括支援センターやケアマネージャーに相談すれば、介護保険の利用や支援制度を教えてもらえます。

プロに話すことで、自分では気づかなかった助けの選択肢が見えてくるはずです。

「困ったな」と感じたら、できるだけ早く相談を

最初に調べるのは「地域包括支援センター」
各市区町村に必ず設置されていて、介護や生活支援の総合窓口になっています。

「地域包括支援センター」の調べ方
  • 市区町村の公式サイトで「地域包括支援センター」と検索
  • 市役所に電話して「地域包括支援センターを教えてください」と聞く
  • 役所では「高齢福祉課(介護保険課)」に問いあわせればOK
相談の流れ
  • 役所や公式サイトから最寄りの地域包括支援センターを確認
  • 地域包括支援センターへ連絡
  • ケアマネジャーと面談
  • 必要に応じて介護保険サービスの利用を調整

在宅サービスを取りいれ「距離」を保つ

訪問介護・デイサービス・ショートステイなどを活用すれば、介護の負担を分散できます。
「完全に任せるのは不安」と思う人でも、“一部を外に出す”だけで、心がぐっと軽くなるものです。

物理的な距離は、こころの余裕を生みます。
介護を続けるためには、“ほどよい距離感”が何より大切です。

在宅サービスの種類

訪問介護(ホームヘルパー)
 掃除や買い物、食事づくりなど日常生活のサポートをしてくれます。
 家に人が来てくれる安心感も大きいです。

訪問看護
 医療的なケア(服薬管理、体調チェックなど)を看護師が行ってくれるので、「医療のことは任せられる」とこころ強いです。

デイサービス
 日中に義母が施設に通うことで、あなたは趣味や買い物に時間を使えます。
 義母にとってもリハビリや交流の場になるので一石二鳥。

ショートステイ
 数日〜数週間、施設に預けられるサービスです。
 「自分の体調が悪いとき」「旅行に行きたいとき」など、安心してリフレッシュできます。

施設入居を前向きに考える

「施設に入れるなんてかわいそう」「冷たい嫁と思われたくない」――そんな声をよく聞きます。

でも、今の施設は“安心して暮らせる生活の場”。

家族の負担を減らし、介護のプロたちが義母の生活の質を保てる環境が整っています。

介護を“手放す”のではなく、“新しい形で支える”こと。
それが、現代の「優しい選択」です。

施設にはいくつか種類があります
  • 特別養護老人ホーム(特養)
    介護度が高いひとでも、生活全般の支援を受けられます。費用も比較的抑えられるのが特徴です。
  • 介護老人保健施設(老健)
     医療ケアやリハビリが充実しており、「在宅に戻るまでの一時利用」として利用できます。
  • 有料老人ホーム
     住宅型〜介護つきのホームまで幅広くあります。
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
     まだ元気なうちから入れる住宅型の施設で、見守りや生活支援サービスを受けながら安心して暮らせます。

それぞれに特徴や費用の違いがあるので、まずは比較してみるのがおすすめです。

介護度別 施設 費用 比較
出典:ぬくもりライフナビ

「でも、具体的にどう違うの?」と思ったかたは、こちらの記事▼▼で詳しく解説しています。

まとめ

義母の介護を「したくない」と思うのは、弱さでも冷たさでもありません。
むしろ、自分の限界を正直に受けとめられる、大人の判断力です。

大切なのは、無理をせず、支えあうしくみを利用すること。
公的支援や専門サービスを上手に使えば、あなたのこころも家庭も守れます。

介護を“我慢”で続ける時代は終わりです。
自分の笑顔をとり戻すために、今できることから始めましょう。

施設が気になったかたは、ホーム検索サイトを活用すれば、専門家と一緒に“無理のない介護”を見つけることができます。

いまは“情報を知るだけ”でも立派な一歩です

老人ホーム検索サイトを調べました

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

施設看護師。
現場にいる看護師目線で介護のお悩みの解決や、シニアの住まいの選び方を発信してます。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次