■義父の介護、正直やりたくない…
■夫は家のこと、何ひとつやってこなかったから、頼りにならない…
「義父の介護なんて正直したくない」──そう思う自分を責めていませんか?
60代は体力も気力も落ちてくる時期です。
そんな中で、義父の介護を求められるのは、心身ともに大きな負担です。
この記事では、施設看護師のあづさが「義父の介護をしたくない」と感じる理由、介護を続けると起こるリスク、ひとりで介護を抱え込まない方法を解説してます。
あづさわたしも看護師としてたくさんのご家族と関わってきましたが、
家族のかたちもそれぞれです。
本当に関わりたくない、と関わりを拒否されてるかたもいらっしゃいました…
「施設も気になっているけれど、どうすればいいのかわからない…」とお困りなら、老人ホーム検索サイトで、“情報を集める”ことから始めてみてはどうでしょうか。
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義父の介護をしたくない理由


義父の介護をしたくない理由は下記の3つです。
過去の関係性にしこりがある
義父に対して「苦手」「距離を置きたい」と感じるのは、これまでの関係性の積み重ねがあるからです。
若い頃から家族に厳しかったり、お義母さんを支えるどころか苦労させていたり…。
これまで築いてきた感情を無理にリセットしてまで尽くす必要はありません。
「心がついていかない自分」を責めないでいいのです。
感謝されない・上から目線の態度に疲れる
なにをしても「ありがとう」の一言もなく、命令口調で指示ばかり。
そんな義父の態度に、心がすり減ってしまう人は多いです。
“してあげている”のに“してもらって当然”という扱いを受け続けると、「もう関わりたくない」という気持ちになるのも自然なこと。
介護は“義務”ではなく“思いやり”で成り立つものです。
感謝も労いもない中で、心をすり減らしてまで続ける必要はありません。
義父の年代には、「男は働き、女は家庭と介護」という考えかたが当たり前のように染みついています。
だからこそ、介護の場面でも「嫁がやって当然」「女が世話をするのが普通」という意識が根深く残っているのです。
でも、その価値観は時代遅れ。
あなたが「しんどい」と感じるのは、義父の介護そのものだけでなく、“やって当たり前”と扱われる理不尽さにもあるのです。
自分の生活まで犠牲にしたくない
60代は、自分の時間を楽しみたい時期でもあります。
長年働いて、やっと落ち着いて趣味や旅行を楽しもうと思っていた矢先に「義父の介護」がのしかかる——。
自分の老後資金や健康を削ってまで続ける介護は、誰にとっても幸せではありません。
「自分の人生も大切にしたい」それは身勝手ではなく、自然な願い。
自分の心と体を守ることは、自分の人生を守る第一歩です。
義父の介護を一人で背負うリスク


義父の介護をひとりで背負うにはリスクがあります。
体力的に限界がくる(夜間介助・移動サポートは大きな負担)
義父の介護で最も大きな負担となるのが「体力」です。
夜中に何度もトイレに付き添ったり、ベッドから車椅子へ移動させたり――これは想像以上に体に堪えます。
とくに60代は、自分の体調も万全ではない年代です。
「気力でなんとかなる」と思って無理をすると、ある日突然ぎっくり腰になって介護どころか自分が動けなくなることも。
義父を支えるつもりが、自分の体を壊して倒れてしまう――それは決して珍しい話ではないのです。
精神的に追い詰められる(感謝がない・義父との距離感のなさ)
義父との関係は、義母ほど近くもなければ、実の親子のように甘えられるものではありません。
にもかかわらず、食事や排泄など一番プライベートな部分にまで踏み込んで世話をするとなると、強いストレスがのしかかります。
それに加えて、”言わずともわかるだろう”ザ・昭和の男の義父から「ありがとう」の一言もなかったり、逆に不満や小言を言われたりすれば、気持ちはますます追い詰められます。
これは単なる“わがまま”ではなく、距離感の薄い相手の介護を押しつけられること自体が不自然だから。
感情が摩耗してしまうのは当然のことなのです。
家庭に悪い影響(夫婦関係や自分の老後設計まで壊れる)
義父の介護をひとりで背負えば、当然ながら自分の家庭にも影響が出ます。
介護に時間を取られて夫とのコミュニケーションが減り、夫婦仲がぎくしゃくすることも。
さらに、介護で仕事を減らしたり辞めたりすれば、家計や老後資金にも直結します。
「自分の将来のために貯めてきたお金や時間が、すべて義父の介護に吸い取られていく」
――そう考えると、やりきれない気持ちになりますよね。
だからこそ、「一人で背負わない」と決めることが、あなた自身の人生を守る第一歩になるのです。
義父の介護を一人で抱え込まない方法


義父の介護を一人で抱え込まない方法は下記です。
夫を“当事者”として関わらせる
「お義父さんの介護=嫁の仕事」ではありません。
まずは夫に、介護は“家族全員の課題”であることを理解してもらうことが大切です。
役割を分担し、ひとりで抱え込まないだけで心の負担はぐっと軽くなります。
公的サービスに早めに相談する
介護保険の認定を受けると、デイサービス・ヘルパー派遣・ショートステイなど、さまざまな支援が利用できます。
地域包括支援センターやケアマネジャーに相談すれば、プロの視点から最適な支援を提案してもらえます。
「相談する=迷惑をかける」ではなく、“助けを借りる力”も大事な介護スキルです。
- 市区町村の公式サイトで「地域包括支援センター」と検索
- 市役所に電話して「地域包括支援センターを教えてください」と聞く
- 役所では「高齢福祉課(介護保険課)」に問いあわせればOK
- 役所や公式サイトから最寄りの地域包括支援センターを確認
- 地域包括支援センターへ連絡
- ケアマネジャーと面談
- 必要に応じて介護保険サービスの利用を調整
距離を保つことも優しさの一つ
「無理にそばで世話をする」だけが愛情ではありません。
在宅サービスや施設を利用して“適度な距離”をとることで、お互いに穏やかに関係を保てることもあります。
介護を手放す勇気は、冷たい選択ではなく、前向きな選択。
訪問介護(ホームヘルパー)
掃除や買い物、食事づくりなど日常生活のサポートをしてくれます。
家に人が来てくれる安心感も大きいです。
訪問看護
医療的なケア(服薬管理、体調チェックなど)を看護師が行ってくれるので、「医療のことは任せられる」とこころ強いです。
デイサービス
日中に義父が施設に通うことで、あなたは趣味や買い物に時間を使えます。
義父にとってもリハビリや交流の場になるので一石二鳥。
ショートステイ
数日〜数週間、施設に預けられるサービスです。
「自分の体調が悪いとき」「旅行に行きたいとき」など、安心してリフレッシュできます。
施設入居を前向きに考える
介護施設は「家族を手放す場所」ではなく、「安心して暮らせる場所」です。
プロの手に委ねることで、あなた自身も笑顔を取り戻せます。
施設探しに迷ったら、まずは無料で相談できる【シニアのあんしん相談室】などの老人ホーム検索サイトを使ってみるのもひとつの方法です。
心の負担を減らしながら、義父にも自分にもやさしい選択ができます。


- 特別養護老人ホーム(特養)
介護度が高いひとでも、生活全般の支援を受けられます。費用も比較的抑えられるのが特徴です。 - 介護老人保健施設(老健)
医療ケアやリハビリが充実しており、「在宅に戻るまでの一時利用」として利用できます。 - 有料老人ホーム
住宅型〜介護つきのホームまで幅広くあります。 - サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
比較的廉価な住宅型の施設がおおく、見守りや生活支援サービスを受けながら安心して暮らせます。
施設にはそれぞれに特徴や費用の違いがあるので、まずは比較してみるのがおすすめです。


「でも、具体的にどう違うの?」と思ったかたは、こちらの記事▼▼で詳しく解説しています。


まとめ
義父の介護を「したくない」と思うのは、決して冷たいことではありません。
長年、家族のために頑張ってきたあなたが、これ以上無理を重ねて壊れてしまうほうが、悲しいことです。
介護は「愛情」だけでは続きません。
「専門家の手を借りる」「施設に頼る」という選択は、逃げではなく“これからの介護の新しい形”です。
無理をしない介護が、結果的に家族の絆を守ることにつながります。
「義父の介護、もう一人では抱えきれないかも…」
そんなときは老人ホーム・介護施設の検索サイトで専門スタッフに無料で相談してみるだけでも気持ちが軽くなります。
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あなたが笑顔でいられることが、家族の安心につながります




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